リクルートと三菱UFJ銀行が共同出資するリクルートMUFGビジネスは、本日から新たな決済ブランド COIN+ を開始しました。同時に、COIN+による決済機能を実装した口座管理・決済アプリ AirWALLET(エアウォレット) の提供を開始します。
エアウォレットは送金や銀行口座との入出金が無料で、日常生活で使用するお金をシームレスに管理・送金できるほか、COIN+によるコード決済機能を備えています。ユーザーは銀行からエアウォレットにチャージし、COIN+加盟店での支払いに利用できます。AndroidとiOSの双方に提供されています。
銀行口座は三菱UFJ銀行を始め、地銀など16行に対応しています。
足利銀行
阿波銀行
熊本銀行
滋賀銀行
七十七銀行
十八親和銀行
十六銀行
常陽銀行
八十二銀行
百五銀行
百十四銀行
広島銀行
福岡銀行
北海道銀行
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
対応行のほとんどが三菱系列ですが、ローンチ時点でライヴァルの三井住友銀行が入っていること、関連会社のauじぶん銀行が入っていないことに驚きます。
COIN+はリクルートの店舗向け決済サービス「Airペイ」に対応しているため、ローンチ時のCOIN+加盟店は全国20万店以上で、支払い時に「コインで」と店員に伝えることで決済可能です(店員が理解できるか否かは未知数(笑))。
特筆すべきは、COIN+の加盟店手数料が0.99%(税別)であること。銀行に直接紐づくことで中間コストを省けるので、他のキャッシュレス決済の加盟店手数料3~5%に比べて激安を実現しています。また、COIN+はポイント還元を行わず、決済機能のみに特化することで、加盟店手数料のコストダウンを実現しています。
近い将来、良品計画のアプリ「MUJI passport」とのOEM連携が決定しており、来年春頃からMUJI passportにCOIN+の機能が追加され、全国約250の無印良品で利用可能になる予定ということです。
競合する類似のアプリとして pring がありますが、こちらは7月にGoogleが買収しており、どのような仕様の変化があるか、今後の進捗に注目しているところです。