昨日、楽天グループ内のアプリを統合し、楽天ペイに一本化するという発表がありましたが、今さらジローの感は否めません。
楽天らしい狡猾さは、これまで、それぞれのアプリごとに付与していたポイントを、決済時のみの付与に変更するところです。
2024年夏頃より、誰でも便利、誰でもおトクな「楽天ペイ」アプリとして、「楽天ペイ」アプリのポイント還元プログラムが新しくなります。
これまで「楽天ペイ」アプリにおいては、「楽天カード」から「楽天キャッシュ」へのチャージで0.5%の「楽天ポイント」を進呈してきましたが、新ポイント還元プログラムでは、チャージした「楽天キャッシュ」を用いた決済時の進呈に変更します。これにより、利用者はどのチャージ方法から「楽天キャッシュ」にチャージを行った場合でも、「楽天キャッシュ」を用いた決済時に最大1.5%還元を受けることができるようになります(注3)。これまで対象だった「楽天カード」からのチャージに加え、全国の金融機関口座や「セブン銀行ATM」「ローソン銀行ATM」などからの現金でのチャージ、「楽天ラクマ」の売上金からのオートチャージなど、利用者のニーズに合わせた様々な手段で「楽天キャッシュ」にチャージして決済すると、最大1.5%のポイント還元を受けることができます。
ワンストップにすることで、最後に出口で飴を与えるというのは、商売の基本かもしれません。楽天にして盛れば、前段でユーザーにポイントを取られ、他社決済に流れちゃって、出口で使ってもらえないのでは意味がないですからね。