楽天ペイメントと楽天カードは、楽天ペイ（アプリ決済）に 楽天カードタッチ決済 を追加しました。
NFC搭載のAndroidスマートフォンが対象です。Visaのタッチ決済とMastercardコンタクトレスに対応の店舗で、スマートフォンのタッチ決済が利用できます。
従来から、Google PayやApple Payに楽天カードの情報を登録するとFelicaでの決済が可能でしたが、この場合はQUICPayを利用するものでした。QUICPayへの義理立てか、今回もJCBやアメリカン・エキスプレスのタッチ決済には対応しません。このあたりが中途半端な感じです。
また、楽天カードタッチ決済という独自のサーヴィス名を使う意図もよく分かりません。「楽天カードが各国際ブランドのタッチ決済に対応しました。Google PayやApple Payで利用可能です」で済む話ではないかと思います。どうしても自社のアプリに紐づけたいのでしょう。
楽天も一種のガラパゴスで、グローバルな流れについて行っていないように感じます。自社サーヴィス内での完結にこだわりすぎると、ユーザーの利便性が損なわれるように思います。逆に言うと、金融リテラシーの高い国際派は、楽天グループを必要としないのかもしれませんな。
