私は定期的にスマホの料金プランを見直していますが、先月末にpovoからUQ mobileに乗り換えましたので、両者の感想を綴ってみたいと思います。
まず、povoですが、このプランは昨年3月に鳴り物入りで発表され、私もすぐにauの通常のプランから切り替えました。何の問題もなく使っていましたが、自宅ではルーターにオフロードしていることもあり、月間の利用量が1GBにも満たず、すっかり持て余していました。
その後、昨年9月にpovo2.0がローンチされましたが、これに切り替えるとKDDIまとめて請求から外れてしまうため、様子見でいました。
年が明け、もっと携帯料金を削れないかと比較検討を始めました。その中で注目したのが、UQ mobileの くりこしプラン +5G です。
3つのコースがあります。このうち、くりこしプランS +5Gは基本データ容量が3GBで1,628円/月ですが、余ったデータ量は翌月に繰り越すことができ、自宅セット割が適用され、990円/月で使えることから、これで十分だという結論に達しました。さらに、契約から13か月間は2GBが増量される増量オプションⅡを付加することができ、計5GBで使えます。
このプランのメリットは、節約モードにしておくことで、どれだけ使ってもデータ量はゼロという点です。速度は300kbpsですが、メールやLINEの送受信に支障はないレヴェルです。決済アプリの起動時にやや遅さを感じることがありますが、最低限の使用に問題はありません。節約モードのみで使いつづければ、月間5GBがまるまる、翌月に繰り越されます。
私は在宅時、ルーターにオフロードしていますので、そもそも、モバイル通信が発生することが少ないです。電波状況が良好な都心部に住んでいて、テレワークが中心の方は、このプランでやり繰りできるのではないかと思います。
eSIM対応の機種を持っていれば、契約はオンラインで済みます。私が1台目(iPhone 12 mini)を切り替えた1月25日はメンテナンス中で、auショップでSIMカードでの契約になりましたが、1月31日にオンラインでeSIMに切り替えました。
切り替えのタイミングですが、auからの乗り換えは契約月は新旧共に日割りが適用されます。注意したいのは、povoからの乗り換えは日割りが適用されません。ゆえに、eSIMに限りますが、povoからUQに乗り換える場合は、月末最終日がお勧めです。
SIMカードの場合、オンラインで注文してから届くまでに7日間程度を要することから、それを含めて月末に切り替える段取りをつけなければなりません。または、月末最終日かその前日にauショップに出向く必要があります。ただし、事前予約が必須です。事実、eSIM未対応の2台目(Xperia 5 Ⅱ)を切り替えようと家電量販店に電話で問い合わせましたが、auコーナーは当該日の予約がいっぱいで断られました。そのため、auショップに事前予約を「1月31日」で入れ、実際に足を運び、SIMカードを切り替えました。
auショップのスタッフの話では、「UQよりpovoのほうが、電波は若干良いです」とのこと。これは使ってみないと分かりませんね。1台目は1週間が経過しましたが、UQのほうが安定しています(あくまでも感想です)。サブブランドよりメインブランドが優先されるのは理解できますが、UQもpovoもサブブランドじゃないのか? 電波の優先順に、上からau、povo、UQという格付けになるようです。
UQに乗り換えた結果、au IDもKDDIまとめて請求もそのまま。契約内容や利用状況の確認はMy auではなく、UQポータルというアプリを使います。これがちょっと手間です。povoも別アプリでしたしね。My auで一括確認できるようになればベスト。いずれシステム統合があるかもしれませんが、サブブランドである手前、こうなってしまうのですかね。仕様が違うから、操作性の観点上、アプリを分けるほうがいいのかもしれませんが。
MNPや同一キャリア内でのサブブランドへの乗り換えが容易になった時代、いろいろ試してみて、自分に合う料金プランを見つけていきたいと思っています。