【鉄道】<東京メトロ>虎ノ門ヒルズ駅

15日に運用開始となった東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズを見てきました。

 

www.tokyometro.jp

 

虎ノ門ヒルズ駅は、2020年6月に神谷町駅霞ケ関駅間に暫定開業しました。東京メトロ全線では180番目、日比谷線では開業以来56年ぶり22番目の駅です。東京オリンピックパラリンピック開催に間に合わせるため、一部で先行開業していましたが、地下2階のコンコースや地上出口等の拡張工事が続けられ、3年越しに工事が完了したわけです。

 

改札

 

これまで地上およびB1Fにあった改札をB2Fに集約したことで、地上乗換だった北千住方面と銀座線虎ノ門駅との行き来が地下のみで完結し、駅の東西や地上と地下の往来が自由になりました。シームレスです。

 

駅構内立体図

 

地上出入口からエスカレーターでB2Fへ下りていくと、ガラス越しにホームが見えるというデザインが斬新です。また、天井部分の大きな窓から自然光を取り入れられる構造になっているため、地下という感じはしないかもしれません。

 

コンコース 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー方面

 

当駅で下車する場合、千代田線霞ケ関駅と同様、地上に向かうのではなく、一旦、階下に下りるという構造になっていますので、慣れるまで戸惑う方が多いかもしれません。つまり、ホームのあるB1Fから改札とコンコースのあるB2Fへ下りて、出札後、エスカレータで地上へ向かう、という動線(導線)です。

 

A2a出入口

 

当駅周辺は国家戦略特区に指定されており、周辺で大規模建設が継続中ですので、現在の1日平均利用者3.5万人が8万人程度にまで増えていくものと見込まれています。ご紹介したとおり、今秋の本格的な街開き以降の利用増を見越した設計になっており、都心でも屈指の賑わいを見せる駅になっていくことでしょう。

 

駅周辺図(出典:東京地下鉄

 

B2Fのコンコースの完成により、東京BRTや空港リムジンの発着するバスターミナル、そして銀座線虎ノ門駅とも地下歩行者通路でつながり、交通結節点としての機能が強化された虎ノ門ヒルズ駅。シームレスの時代に恥じぬ規模と構造と感じました。

 

では、またお会いしましょう。