コロナが明け、往来が自由になりました。久しぶりに、不定期の国境シリーズを書くことができます。コロナ発生時は、再びこのシリーズを書く日は来ないような雰囲気でした。再開でき、年甲斐もなく、なんだか嬉しいです。
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今回は、新摩国境のウッドランズ・チェックポイントを取り上げます。2023年7月現在の情報です。
出境
シンガポールからマレーシアに行ってみましょう。
シンガポールの公共交通は、タッチ決済(Visa、Mastercard)に対応しています。新摩通過に現金は必要ありません。
サマセットから南北線に乗り、クランジを目指します。小1時間、電車に揺られます。途中、ウッドランズを通過しますが、ここは最寄り駅ではありません。駅名に釣られて降りないように。
ウッドランズの2つ先、クランジで下車します。
この駅でJBセントラル・バスターミナル行きのバスに乗り換えます。駅を出て左側に歩道橋があります。案内に従って進みます。
オポジット・クランジ・ステーションというバス停で170X系統を待ちます。10分間隔程度で運行している系統です。
「オポジット」は、日本の「~駅前」「~駅入口」みたいなニュアンスです。駅から道路を挟んで反対側にバス停があるよ、ということ。
170Xがやってきましたが、かなり混んでいます。この停留所で満員になりました。
15分ほどでウッドランズ・チェックポイントに到着し、イミグレーションで出境の手続きを行います。
写真はここまで(以下、撮影不可)。自動化のイミグレーションを通過し、再びバスに乗り込みます。
入境
マレーシア側から入る場合、シンガポールのイミグレーションは自動化されています。パスポートをゲートの機械で読み取り、顔認証を行います。この際、メガネやマスクは外すよう要求されます。
日本人の場合、エラーになり、”proceed to counter"という案内が出ることがあります。近くにいる係員に伝えると、優先的に別のゲートの前に立たせてくれますので、焦る必要はありません。
SG Arrival Crrd (SGAC)に登録している場合、1日後にメールで査証が送られてきます。
出境時の逆のパターンで、バスでシンガポール市内の任意の行き先を目指します。
170X系統クランジ駅方面行きに乗り、10分程度で到着しました。
ニュートン方面への170系統もありますが、本数が少なめで、170Xでクランジに行き、MRTに乗り継ぐよう勧められます。
まとめ
新摩国境通過のポイントです。
- MRT南北線クランジ駅が最寄り
- 170X系統のバスに乗車
- イミグレーションは自動化
対岸のJBセントラルは次回に。マレーシア側はかなり面倒です。両国の文化の違いを実感します。